こんにちは金丸文化農園です。
2020年のさくらんぼ狩りについてお知らせさせていただきます。ご予約を受けつけていたさくらんぼ狩りですが、誠に勝手ながら開催を中止することにしました。(現在ホームページからはご予約いただけません。)
園主なおあきは人と会うことがとても好きです。さくらんぼ狩りも皆さんとお会いできるからこそやっているようなところがありますので、とても残念ですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にごめんなさい。
事情としましては、山梨で急に5月29日に今までゼロだった感染者が4人出たことや、第2波が北九州市始まり、今までは大丈夫だと思われていた子ども達への感染も確認されていて、楽しみにしてこられた皆さんに感染ってしまったらという不安があります。
また全くの個人的な事情になりますが、うちには78歳になる、ほぼ寝たきり状態の父がいます。生活のほぼ全てに介助が必要で、僕が就農したのも農業と介護を家でやるためでした。
在宅での介護のほぼ全て(食事、トイレ、入浴)を家族でしており、母が中心的に携わってくれています。また、毎日訪問介護、訪問看護、訪問リハビリ等のサービスの方が入れ替わり立ち代わりで入ってくれています。
2020年の5月31日に母から話がしたいと言われ、妻と母の3人で話しました。母から、ここ(さくらんぼ狩りの予約も受け、大体的に宣伝もしていて、5月31日という6月直前)に来てだけど、さくらんぼ狩りをやめて欲しいと言われました。
母は、よく考えてみたら、多くの人が来てさくらんぼ狩りをするということは、コロナの感染リスクが高くなってしまう。
ほぼ寝たきりの父に感染してしまうかもしれないリスクや、訪問介護等のサービスに入ってくれている、福祉従事者の方々にもしも感染してしまったら、その人達が他の家庭にもサービスに入れなくなってしまうという心配がある。
サービスに入ってくれている方々もコロナ以降、今までよりもさらに神経を使って対策(会社に行かず直勤直帰、サービスの前後の徹底的な消毒や手洗い、暑くてもサービス中はマスクをする等)をしてくれている。その中でさくらんぼ狩りをしてリスクを高めてしまうことも困る。また北九州市の第2波のこともあり心配が強くなった。
と話しました。
それを聞き僕としては
母の心配もよく分かるだが今更それを言われてもという想いや、今日まで色々なお客さんとやりとりして、やっと折り合いがついてきたという想い。せっかく楽しみにしてくれている、お客さんに申しわけがないという想い。がっかりさせたくないと思いました。
でもやはり父やサービスに入ってくれている方のことを思うと、このままさくらんぼ狩りを開催することはできないと思いました。
また妻は母の話を聞き、すぐに今年は止めようと心に決めた様子でした。
もちろん何人かのお客様からの問い合わせに、数回にわたりやりとりしているので、今更断るのは本当に心苦しいという想いは僕と同じです。お客様も大切、家族も大切、家族に関わってくれている人たちも大切、、、でも自分にとって一番大切なのは何か考えた時に、家族の中で1人でも不安に思っている人がいるのなら、それはやらない方がいいと思ったそうです。
最後にこのたびはせっかく金丸文化農園にきていただく機会を作っていただいたのに、ご期待に添えず本当に申し訳ございません。もしよかったら来年以降また遊びにいらしていただきたいです。
金丸文化農園 金丸直明・由貴子
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