さくらんぼ農園であると同時に、桃農園でもある金丸文化農園さん。
私もお手伝いをしているときに、出荷する前の桃をたくさん見てきました。
今日はその中でも、残念ながら出荷されない桃をご紹介しようと思います。
まずはこちら。
この桃は真ん中に黒い斑点のようなものができています。
これは「オセ」と呼ばれていて、桃の実が、周囲の枝に対して、お構いなしに大きくなった結果、樹の枝に長時間接してしまったり、
桃の実が枝にぶら下がるようになるのではなくて、上向きに実をつけてしまったりして
桃の実が物理的に長時間押されてしまった際にできるものです。
オセが出来てしまうと、オセの部分が他の箇所より早く傷んでしまうので、出荷できません。
桃はとてもデリケートな果物なのです。。
うーん、もったいない。。
一見して何も問題がないように見えるのですが。。
少し真ん中が凹んでいるのでしょうか。。
私ではよくわからないので、割ってもらいました。
ぱかっとな!
すると。。
おぉ!なんか茶色い!!
こんなかんじになっていました。
これは「核割れ」といわれる現象がおきているようです。
種が何らかの原因でうまく成長できなかったときに起こる現象だそうで、何が困るかって、穴が開いて、桃の実の中に雨水が入ってしまったりしてカビが生えてしまうことが往往にしてあるそうです。
外側の実の部分は生育すると食べられると言われていましたが、うーんなんか食べづらい。。
あとは変形していたりだとか。。
これは実がなっているにも関わらず、枝がみょーんと伸びてきて実を傷つけてしまうパターン。
とせっかく手塩にかけて育てた桃もあっという間に出荷できないものになってしまいます。
うーんザンネン。
この辺りは、なおさんが、おろ抜きをされているときに、
作業をしながら話をしていた際に、教えていただいたものです。
農作業中に、誰かと話をしながら作業できるというのは、退屈な作業でも全然印象が変わってきます。
今回のエントリにまとめた内容は、なおさんに話していただいた話の中でも、特に興味深いお話でした。
一般消費者からはまずわからないことばかりでしたので。
(逆にメンドクサかったのは、そーちゃん彼女つくんないのーとか笑)
さて、今日は少し短めですが、キリがいいので、この辺りにしておきましょう。
次は、先程も出てきた「おろ抜き」などの、桃の実が赤くなって収穫できるようになる前に行う農作業について書いていこうかと思っています。
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